ぞくぞくする怖い話
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遺体を床下収納に押し込んだというあたりで、もう信じられないよね
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母親が二人
子供の頃の話。
当時の僕は、二階建ての借家に住んでいた。
両親共働きで、母親も日中は仕事をしていたから、僕が学校から帰っても家には誰もいないことが多かった。
ある日のこと。
その日は、学校から変えるのが遅く、家についたときは夕方だった。
家の中は、暗い。
でも、この時間だからお母さんが帰ってきている可能性は無くはない。
念のため、
「お母さーん!」と呼びかけてみると、二階からか小さな声で
「はあーい・・・」
と、返事が聞こえてきた
。
あれ、お母さん帰って来てる?
もう一度、呼んでみた。
すると、「はあーい。」
と返事が聞こえる。
気のせいではないようだ。
二階へ上がる。
階段を上がり、もう一度母を呼んだ。
すると、奥の部屋から「はあーい。」と、声が聞こえる。
奇妙な胸騒ぎがする。
でも、母に会いたい気持ちが強く、僕は奥の部屋へゆっくりと近づいた。
そのとき。
一階で、玄関の扉を開ける音がした。
そして、母が慌ただしい様子で、買い物袋と共に帰ってきたのが分かった。
同時に、
「しゅんすけー?帰ってるー?」
という母の明るい声が、僕に飛び込んでくる。
その声を聞き元気になった僕は、階段を駆け下りた。
階段を降りる前に、一瞬だけ、奥の部屋にふと目をやった。
すると、奥の部屋の扉がギィーと小さく開き、扉の隙間から奇妙なモノが見えた。
それは、こちらを見ている・・・真っ白い人の顔だった。 -
-怖いハナシ-
俺は、2年くらい前から、隣町に住んでる女性に言い寄られてた。
彼女は高校からの友達でさ、性格は良いんだけど顔が好みじゃないから、
やんわりと付き合えないと断り続けてたんだ。
その頃仕事も上手くいかず、悪いことは重なるもので母ちゃんが事故で死んだんだ。
同情だけは絶対にされたくないから、母ちゃんが死んだことを誰にも言わず一人で落ち込んでた。
母ちゃんが死んだその日の夜、その女から電話が来た。
「お母さん亡くなったらしいね…。」
「…。」
「今まで言わなかったけど、私もお母さん死んだんだ…昨日だよ。家の階段から落ちたんだ。」
「…え?」
「…一緒だね。」
この時の俺は弱っていた。この一言で救われた様な気がした。
彼女なら俺の気持ちを分かってくれると思った。ただただ甘えたかったんだ。
抑えてた感情が一気に溢れ出し、大の大人がわんわん泣いちまった。
そんな俺の醜態にも、彼女は一緒になってわんわん泣いてくれて、いつしか彼女のことが好きになってた。
これが俺と嫁のなれ初め -
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学校から帰宅し、家の台所で麦茶を飲んでいた。
そのときに、台所の床下の収納スヘースに、お母さん死体が押し込まれていることに気が付いてしまった。
一体誰が?
もしかして、お父さんが・・・?
ちょうどその最悪のタイミングで、隣の部屋からお父さんが顔を出した。
「那加・・・お母さんは他に好きな男ができたんだ。お父さんや那加のことを捨てて出て行こうとしていた。だから喧嘩になってしまい、勢い余って殺してしまったんだ。」
お父さんはそういうと泣き出した。
私は、警察に通報する気にはなれなかった。
お父さんがしたことは、仕方のない事故に思えた。
このことは隠し通して、二人で暮らしていこうと思った。
意気消沈しながらも、自分の部屋に戻ると、1枚のメモが落ちていた。
「那加。早く、逃げて。お父さんは 狂っている」
・・・・・・・・・
もしもあなたが那加ちゃんなら、お父さんと、お母さん、どちらを信じますか?