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太平洋戦争時に日本で造られ使用されていた大日本帝國海軍局地戦闘機 (川西飛行機製)紫電改用の防弾ガラスの写真です。
厚さ22mmのガラスを3枚貼り合わせその前面に保護ガラスを取り付け使用されていました。
非常にゴツく視界も決して良いものとはいえず操縦席の風防ガラスの前面部分のみに限定して使われていました。
局地戦闘機とは当時の日本海軍では乙戦とも呼ばれており現代でいうところの迎撃戦闘機(敵戦闘機が攻めて来た場合に迎え撃つ専門の戦闘機)でした。
日本海軍で有名な零戦こと零式艦上戦闘機が当時としてはあまりに傑作戦闘機だったため自信を深めた日本は太平洋戦争開戦に踏み切ったともいわれていますがその零戦への絶大な信頼が大きく影響してその後の後継機開発がうまく進まなくなりました。
後継機が決定出来ないまま零戦で戦い続けているさなかなぜか陸上戦闘機なんて造ったこともなかった川西飛行機が開発した紫電改が実質的には零戦の後継機となりました。
川西飛行機は水上飛行機を専門に造っていた飛行機会社でその川西飛行機が造った水上戦闘機 強風を陸上戦闘機に改造し局地戦闘機 紫電が出来上がりその紫電をさらに改造して出来上がったのが局地戦闘機 紫電改でした。
零戦に比べれば航続距離は短くなりましたが機体サイズはほぼ同じながらエンジン出力は2倍近くに上がり日本独自の装置として空中戦用自動フラップを装備していたことにより小回りも効き20mm機銃を4門という重武装だったため侮れない強敵としてアメリカ軍からも大変警戒されていました。

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