• 5名無しさん
    2019/01/07(月) 15:02:40 ID:1C/S16u2O
    -怖いハナシ-

    俺は、2年くらい前から、隣町に住んでる女性に言い寄られてた。

    彼女は高校からの友達でさ、性格は良いんだけど顔が好みじゃないから、
    やんわりと付き合えないと断り続けてたんだ。

    その頃仕事も上手くいかず、悪いことは重なるもので母ちゃんが事故で死んだんだ。
    同情だけは絶対にされたくないから、母ちゃんが死んだことを誰にも言わず一人で落ち込んでた。

    母ちゃんが死んだその日の夜、その女から電話が来た。

    「お母さん亡くなったらしいね…。」
    「…。」
    「今まで言わなかったけど、私もお母さん死んだんだ…昨日だよ。家の階段から落ちたんだ。」
    「…え?」
    「…一緒だね。」

    この時の俺は弱っていた。この一言で救われた様な気がした。
    彼女なら俺の気持ちを分かってくれると思った。ただただ甘えたかったんだ。
    抑えてた感情が一気に溢れ出し、大の大人がわんわん泣いちまった。
    そんな俺の醜態にも、彼女は一緒になってわんわん泣いてくれて、いつしか彼女のことが好きになってた。

    これが俺と嫁のなれ初め
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