• 30名無しさん
    2017/10/30(月) 13:54:51 ID:mABzUsM6O
    イギリスはF-35(JSF)開発参加国の中で技術と資金をたくさん出している国の一国です。
    元々資本主義国で世界初の本格的な垂直離着陸戦闘攻撃機ハリアーを開発し運用してきた先駆者であり本当のところはハリアーの後継機種を超音速機として開発し更新したかったというのが本音でした。
    エンジンはマッハ2級まで開発出来そうだったのですが資金の問題などでイギリス単独での開発は諦めアメリカのJSF計画に乗っかり参加して装備機の更新にあてることになりました。
    イギリスはハリアーの運用経験から短距離垂直離着陸ではなく短距離離陸垂直着陸という形式を確立しF-35BはV/STOL機ではなくSTO/VL機ということに落ち着きました。
    垂直離着陸という特殊な飛行能力はありながらも燃費などの経済性を考えるとこれが一番現実的選択でした。
    イギリスはF-35B 30機と各種ヘリコプター 10機を搭載出来る基準排水量45000t(満載排水量70650t)の通常動力空母を建造し配備すべく動いています。(試験航海中)
    これがHMSクイーンエリザベスです。(イギリス海軍史上最大規模の大型空母になります。)
    更に姉妹艦としてプリンスオブウェールズも予定されています。


    添付資料はホバーリング中のロッキードマーチンF-35BライトニングⅡ戦闘攻撃機の写真(メインジェットエンジンのノズルは真下を向き地面に向かって噴射中です。)。
    ドック内で並ぶHMSイラストリアスとHMSクイーンエリザベスの新旧両空母の写真。(艦橋が二カ所設置してあるHMSクイーンエリザベスの大きさが特に目を引きます。)
    HMSクイーンエリザベスの詳細を示す資料。


    歴史的にも世界に先駆けたさまざまな仕組みを考案実践してきたイギリスの今回のHMSクイーンエリザベスはまたもやいろいろな仕組みを満載しているようです。
    世界のどの空母も採用していない前部と後部の二カ所に分かれた艦橋などはまるで昔の戦艦のような配置です。
    現在では戦艦を作っている国はどこにも存在しませんがこのような配置にするのはイギリスなりの何か新しい考え方があるのでしょう。
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