骨粗鬆症
>>胃弱で牛乳が苦手です。どうしたらよいのでしょうか
>>小魚や海草、豆腐や納豆、緑黄野菜などのカルシウムをたくさん含む食品をじゅうぶんとるように心がけます。これらの食品をまんべんなくとることは、骨粗鬆症をはじめとして高血圧や高脂血症などの生活習慣病の予防にもなります。まさに「災い転じて福となす」を地でいくことになります。
牛乳を飲んでも骨粗鬆症は防げない
2022.05.25
「牛乳は骨を丈夫にする」この説はどこから来たのか調べてみました。
これは昭和28年(1953年)に、兼松重幸氏が発表したデータによるものでした。
方法は、成人男子4人に4日間、牛乳、小魚および菜物を食べてもらい、それぞれのカルシウム吸収率をはかりました。
その結果、牛乳は他の食品に比べて、血中のカルシウム濃度を急激に上げたので、牛乳=骨によい、となったわけです。
牛乳を飲むと血中のカルシウム濃度は確かに急激に上がります。だからといって、「骨によい」につながるわけではありません。
人間は、血液中にカルシウムが11㎎/cc以上になると拒絶反応を起こします。
ですから、体は増えすぎたカルシウム濃度を下げるため、まずはカルシウムを排泄してしまうのです。しかも、その際、他のミネラル成分も一緒にです。それから血中に必要なカルシウムやミネラルを送り込むため、骨を溶かして調整するのです。
急激なカルシウム過剰は、骨のカルシウムを目減りさせ、しかも血中の必要な他のミネラル成分までもが排泄されてしまうという悲惨なおまけつきです。
これを裏付けるのが、2001年にハーバード大学から発表された「牛乳を飲むと骨粗鬆症になる」という論文です。
7万2千人を8年間にわたり追跡調査して得た、膨大なデータに基づいたものでした。世界一の牛乳消費国、アメリカに骨粗鬆症の患者が増大しているのも、理論がわかればうなずける話です。
産婦人科医は妊婦に対しては飲まないように指示しています。カルシウムをとるなら牛乳ではなく、ゆっくり体に吸収されるもの、海藻、小魚や小松菜などがおすすめです。


>>日本人は牛乳に含まれる「乳糖」が分解できないので、牛乳の栄養分を吸収できないとききましたが
>>牛乳に含まれる乳糖を分解できない「乳糖不耐症」に該当する人は、白人よりも東洋人に多いといわれています。乳糖不耐症の方は牛乳中の糖質(=乳糖)を消化する酵素が少ないため、牛乳を飲むと下痢をします。
>>日本人に限らず、離乳期を過ぎると乳糖を分解する能力は低下します。