• 40名無しさん
    2015/09/07(月) 06:48:02 ID:yBh60swo0
    米軍機装備のブローニング12.7ミリ機銃は発射速読と弾道性に優れ、戦闘機用機銃として申し文ない性能ではあった反面、重量がエリコン銃より重く、機構的な欠点としてはジャム(弾詰まり)が多発し、特にGのかかる機動で顕著に発生し、このため多銃化する必要性があったんやな。しかし防弾性の低い日本機から見たら遠距離からの的確な機銃掃射は脅威意外の何物でも無かったんやな。しかし戦争後半で防弾性を高めた日本機には威力不足になった感があり、特に特攻機を迎撃する米軍のパイロットからは命中弾を与えててもそのまま突進するので早急に20ミリ機銃の装備して欲しいとの要望が出されたのも事実やな。これにより防弾強固な米軍機、特に重爆に対しては、炸裂弾が装着された20ミリ機銃は非常に有効であった訳やな。また日本海軍はエリコン式20ミリ機銃のスペシャリストであった田中悦太郎特務大尉の尽力によってエリコン社でも実現不可能とされたベルト給弾式に成功して前にも書いた通り紫電改では4丁の20ミリ機銃装備により、一定水準の熟練度の搭乗員であれば的確な射撃が可能となり米海軍の戦闘機部隊より日本海軍に新型戦闘機出現。ヘルキャットやコルセアでは危険なレベルなので早急なベアキャットの部隊配備の要求が出されたんやな。まぁ実際にはその頃の日本海軍は兵站がガタガタになり、熟練搭乗員不足もあって米軍機を圧倒するのは不可能やったけどな。ほんでやけど結論としては、米軍にはブローニング機銃が日本海軍にはエリコン機銃がそれぞれ不可欠な航空機銃であり優劣の判定は難しいと思うけどどやろな。特筆すべきは両機銃共に原型の誕生から90年近くになるのにいまだに現役で装備されとる事やな。
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