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【クサリヘビ】
本科の構成種は、殆どの種が出血毒という毒を持っている。
これは強力な消化酵素で細胞組織のたんぱく質が分解され、獲物を消化するのに役立つ。
噛まれた際の症状としては患部に激痛と腫れが起こり、痛みが徐々に全身に広がっていく。
そして皮下や内臓、古傷からの出血、腎機能障害、吐き気、血便、血尿等が起こる。
二次的な被害として血管がダメージを受けることにより、急激な低血圧等も起こる。
治療には血清が必要であるため、噛まれたら一刻も早く救急搬送してもらう必要がある。
性質上、神経を麻痺させる神経毒に比べると死亡率は高くないものの
後遺症は出血毒のほうが重篤化することもある。
組織が壊死することにより、手足の切断に至るケースも少なくない。
本科でも特に強毒を持つ種は、出血毒だけでなく神経毒も持つ。

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