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【クサリヘビ】
本科の特徴としてまず挙げられるのが、三角形の大きな頭である。
顎の筋肉が発達しえらが大きく張っており
発達した筋肉を用いて毒液を獲物に大量に注入することができる。
次に挙げられる特徴が、毒牙の長さである。
通常200cmぐらいの大型種では2-3cmあり
中にはガボンアダー(ガブーンヴァイパー[1])のように最大で5cmもある種もある。
小型のカーペットバイパーでも約0.5cmで
コブラ科の最大種キングコブラの毒牙とほぼ同じ長さである。
そのため牙が直立した状態では口を閉じることができないため
牙の根元から口の内部に折りたためるようになっている。
口を大きく開くと、上顎骨が回転して牙が直立し、毒を獲物に撃ち込めるようになる。
口を閉じると、毒牙は自動的に口内へ折りたたまれる。
毒牙の中には管があり
毒液はこの管を通るため毒牙を相手に深く刺し込まなくても相手に毒液を確実に注入できる。
マンシャンハブのように毒液を噴射するものもいる。

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