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空母というものはそれ自体を建造するだけでも相当の技術力と資金が必要になります。
搭載する飛行隊の技量維持や飛行機の維持管理にも技術力と資金がたくさんかかり空母自体の維持管理にも技術力と資金がたくさんかかります。
そして空母とは一隻あるだけでは戦力として成立しませんから空母を中核とした何隻もの護衛艦艇がセットで飛行になります。
それらすべてに相当の技術力と資金がかかるため長く持てば持つほど国は出費が増えるわけです。
これがどの国でもおいそれとは空母を持てない理由なのです。
一端空母を保有したものの国の経済が傾き運用出来なくなった国はたくさんあります。 -
中国は最終的には通常動力の空母を二隻、原子力動力の空母を二隻の合計四隻の空母を持とうと計画しています。
しかし一隻目の空母ですらまだ空母としての完全な形態を確立出来ていない不完全状態のようです。
たぶん中国としては建造していきながら確立させようという目論みなのでしょう。
中国のこの複数の空母機動艦隊の保有計画の結果次第では中国が真の実力を持った大国なのか只の張り子の寅なのかを証明する試験紙みたいな存在になるでしょう。
実力もないのに背伸びしているだけなら国は崩壊するしかないでしょう。
中国内部での多数の内乱も当然起きるでしょう。 -
中国の場合は独立したがっている多数の民族を中国共産党が一党独裁で力で捩伏せ無理矢理一つの国の中に押さえ込んで来た歴史の関係上どうしても国の屋台骨が揺らぎ始めると多数の独立運動が活発化してしまうでしょう。
そうなると中国共産党のエゴは通らなくなるでしょう。
もしそうなれば中国共産党一党独裁の中国は崩壊しこの地域にはたくさんの中小独立国家が乱立して誕生することになるかも知れません。
そうなれば脅威となる軍事大国はなくなっても国家間の付き合いは複雑で難しい時代が訪れるかも知れません。
今のままが良いのか内部分裂してくれた方が良いのかどっちが良いのでしょうねぇ。
空母というものは大変な金食い虫で一隻でも建造するのにも大金がかかりますし完成後の維持管理費用も莫大にかかりますから本物の技術力と経済力を持った国でないと下手に手を出すとその国自体の経済を圧迫し屋台骨自体揺るがしかねない存在です。
崩壊した旧ソ連が良い実例です。
旧ソ連でさえ本格設計の空母を一隻建造し二隻目の建造途中で国の経済が崩壊してしまい新生ロシアになってからも唯一の一隻の空母を維持するのでやっとなのです。
中国の空母勢力拡大はもしかしたら中国自体の自己崩壊を招くかも知れません。