880

「その2人、諦めなかったやろ?」

「諦めなかった」

「だろうね。」

「なんでわかるの??」

「ほろ酔いの女だしなぁ」
「目がトロンとした女が話に乗ってきたら、それは諦めんわ〜。俺でも。笑」

「さッすが!ちょい悪!笑」

「ナンパは最初から話しかけられても無視せな」

「そうだよねぇ」

「そうです」

「わかってだんだけどねぇ」
「酔って、おしゃべりケイ子ちゃんになってたのよねぇ」
「若い男の子だったし〜笑」

「ね?これいくつの時の話?」

「さんじゅぅ…」

「30?」

「さんじゅぅ…イチ!!」

「31かいな!!」
「結婚する前?」

「する前。」

「2人は?」

「1人は19才、1人は20才」

「学生か?」

「建築の仕事、って言ってたかな。いいガタイだった。」

「ガタイ好き!笑」
「いや、ガタイやられ好き!!笑」

「もーッ!」

続く…

881

「ハタチの先輩くんが、隣に座ってきて」

「先輩くんって笑」

「だって「先輩」って呼ばれてたもん」

「あーそーか。」

「「今日、もう99人にナンパ断られてます!お姉さんに断られたらヤバいっす!」とか」
「「2人が嫌なら今すぐコイツ埋めます!」とか、面白かったの覚えてるわ〜」

「そうそう、私が「先輩くんは彼女いないの?」って聞いたら」
「「振られちゃいました!いたらこんな事してないっす」」
「「でも、お姉さんの方が元カノよりめちゃくちゃ可愛いっす!」とか言ってたな〜笑」

「自慢?笑。しかしよく喋る男やなぁ」

「そう、誰かさんと一緒。笑」
「他にも言われたよ〜「顔も可愛いっスけど、足もめちゃくちゃ綺麗っスよねぇ」とか言われて笑」

「想像できる〜。めっちゃ笑顔やったろ?」

「そりゃそうよ。褒められて嬉しくない女子はいませんよ〜ぉ」

「2人が「めっちゃくちゃ綺麗な足」って褒めてくれるから、少しスカート持ち上げて「そう?そう?」ってやっちゃった。笑」

「酔ってた?笑」

「たぶん。。」
「「ちょっとだけ触っていいっスか?」って言われて、「ちょっとだけね」って言っちゃってた」

続く…

882

『ちょっとだけね、でも膝だけだよ』

『全然最高っす!!お姉さんの膝触られただけで死んでもいいっス!』

『また〜笑。うまいわねぇ』
『はい、お膝さんどうぞ』

『うわ〜ホントに触れた〜!』
『こんな綺麗な足、触った事ないっス!』

『うっそ〜笑。』

『うそじゃないですって!すげ〜。マジすげ〜。』



「触らせたの?」

「うん。」

「普通ないけどな〜笑。でも、ケイ子ならなんか想像できるわ〜」

「想像できる?」

「できる!」
「酔うと、かなり大胆な女に変貌する」

「だよねぇ。。。」
「この時は、なんか、流れっていうか…」
「気がついたら触られてた」

「ドキドキしたな?さては?」

「ドキドキっていうか…」
「酔ってたから」
「なんか、エッチな気分?だったかな?」

「で、そのあと結構お触りされたの?」

「お触りって。笑」
「まあ、触られたかな。」

続く…

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