トータル:466HIT
広告募集中
現在のように軍事用偵察衛星の偵察能力と偵察精度が上がるまではこのロッキードSR-71がその任務を担っていました。
上からもしくは下から見た場合は異様に巨大な姿に見えるのですが前からもしくは後ろから見えるとこのロッキードSR-71もまたエンジンがほとんどの容積を占めていてそこに燃料搭載スペースとパイロットの搭乗スペースとその他のもののスペースが付け足されたかのような極端な作りとなっています。
ソ連が開発したMiG-25の場合は二次元式空気取り入れ口を採用していましたがアメリカのロッキードSR-71の場合は運用実績から信頼性があり確実性が高いショックコーンを備えた円筒型の空気取り入れ口を採用していました。
ソ連側でいえばMiG-21戦闘機の時代に採用されていた技術と類似した構造の技術です。
さまざまな新技術を投入しながらもこれまでおこなったことのないマッハ3で飛行出来る戦略偵察機という開発プロジェクトを失敗させず確実に成功に導きたいというアメリカ側の思いがこもった安全策的選択だったのだと思われます。
そういう内容を引っくるめて総合してみるとロッキードSR-71という航空機は材料技術から加工技術、形状構造技術から何から何まで計算された機体パネルの隙間やシーリング技術、空気との摩擦による熱に対する耐熱技術や冷却技術などなども含め現在の最新技術であるステルス技術にも合い通じる技術の結晶体だったといえます。
ちなみにロッキードSR-71のパイロットは通常の格好ではなくほとんど宇宙飛行士と同じ宇宙服のような装備の格好でロッキードSR-71に乗り操縦していました。
離陸するロッキードSR-71の写真と使用されていたプラット&ホイットニーJ-58ターボジェットエンジンの資料とエアフローの資料を貼ります。