トータル:310HIT
広告募集中
一方アメリカのグラマン社製F-14トムキャット可変後退翼戦闘機は1970年に初飛行した航空母艦の艦上において運用する目的で開発された艦上戦闘機です。
普通に考えると航空母艦という船の上で運用出来なければいけないというごく限られた条件の範囲内で開発された艦上戦闘機の方が陸上戦闘機より制約だらけなため強くない戦闘機になってしまいそうですが、なぜか艦上戦闘機のF-14トムキャットの方が強い戦闘機となっていました。
ベトナム戦争では大型なアメリカ製戦闘機は小型軽量で簡便に作られすばしっこい旧ソ連製戦闘機に苦しめられた苦い戦訓からF-14トムキャットは機動性を高めるため可変後退翼を採用(トップガンスクールもベトナム戦争での苦い経験の反省から始められました。)しながら当初は長射程のフェニックスミサイルを多数搭載し複数同時探知複数同時攻撃可能な能力を付与されアメリカ海軍の艦隊防空の要として長年運用されていました。
しかしイージス艦の多数建造配備がなされたため艦隊防空の役割をイージス艦へ譲り湾岸戦争では豊富な搭載量をかわれ大量の爆弾を搭載し対地攻撃機ボムキャットとしても多用されました。
その後は耐用年数やメンテナンスや維持費の関係上2006年9月22日に惜しまれながら退役しました。
添付資料はアメリカ海軍グラマンF-14トムキャット可変後退翼艦上戦闘機の写真三枚です。
可変後退翼を最大まで後退させるとデルタ(三角)翼戦闘機のようになります。