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下は2011年に初飛行した中国の成都 殲撃20(J-20)ステルス戦闘機
各国のステルス戦闘機の中でカナード翼を装備して登場したのはこの2機種のみ。
カナード翼を普通に装備した場合はレーダー電波を良く反射してしまいステルス性能が悪くなるというのが常識化している現在ではきわめて珍しい存在だといえます。
ロシアのSukhoi PAK FA T-50ステルス戦闘機の場合は一見するとカナード翼は装備していないように見えますが空気取り入れ口の斜め上に位置する部分にカナード翼が装備されており安定した機動性確保に役立てられています。
ただ在来機と同様の方法で装備すればステルス性能が悪くなることを承知していたロシアではステルス性能悪化を防ぐよう工夫を凝らしてこのような変わった装備方法にしています。
問題は中国の殲撃20ステルス戦闘機のカナード翼装備方法です。
これまでも現在も延々とソ連、ロシア、アメリカの技術を盗み自国の兵器開発に注ぎ込んで来た中国。
技術は盗んで来るが自国独自での検証や開発の経験に乏しい未熟さ故なのかあろうことか在来機と同じ方法でカナード翼を装備してしまっています。
中国は我が国の国産技術で作り上げたステルス戦闘機だぞ!どうだ!という感じでいるようですが、これを見た世界の人々はクスッと笑っていたようです。
ステルス戦闘機にするために機体表面の各部の角度をある程度一定にしてなるように制限を加え作っていた(これはソ連、ロシア、アメリカの物真似だったのでしょう。)はずなのにレーダー電波を反射しまくる方法でカナード翼を装備したためにステルス戦闘機としては台なしになってしまっているからだと思います。