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日本人全体は平和ボケしていますが関係者たちは日本の存亡を賭けてソ連軍とやり合うつもりで防衛に就いていました。
実際には何も起こらず機体を返還して平和的に解決出来ましたが舞台裏では様々な駆け引きがあったものと思われます。
しかしながらこの事件は当時の日本の防衛体勢がいかに穴だらけだったかを思い知らせるものでした。
MiG-25 Foxbatは当時ステルス性能など備えていなかったためパイロットは敵のレーダーにいかにして映らないようにして敵地へ着陸するかを考え戦闘機の扱い方でステルス能力を発揮させました。
どういうことかといえば低空を飛行し海面や地形を巧みに利用して海面や地形の影に隠れレーダー波を浴びないようにして極力レーダー波を反射させず飛来したということでした。
地上設置型レーダーの弱い部分を突いた方法でした。それでも自衛隊はF-4EJファントムⅡをスクランブルさせていたので上空からなら敵機を発見出来るはずでしたがF-4EJファントムⅡの機上レーダーはルックダウン/シュートダウン能力(低空飛行している敵機を上空から発見し攻撃出来る能力)がなく発見しても直ぐに見失ってしまい結局函館への強行着陸を許してしまいました。
・アフターバーナーを点火しながら旋回中のMiG-25 Foxbat
・MiG-25 Foxbatに対しスクランブルを行った自衛隊のF-4EJファントムⅡ
・MiG-25 Foxbat函館強行着陸の時系列地図資料
を貼ります。