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但しアメリカの場合はYF-22もYF-23もどちらも在来型戦闘機にはないステルス性能を出すための特有の特徴を徹底的に備えており妥協しない作りが各部に有りました。
ロシアのPAK FAスホーイT-50ステルス戦闘機の違う点は何かといえば高い機動性と高いレーダーの探知能力と赤外線捜索追尾システムの装備は追及していたもののステルス性能についてはあまり突き詰めていない結果となっています。
機体表面各部の角度もアメリカ製ステルス機ほど徹底されていませんしジェット排気口の形状も在来型戦闘機と何等変わりません。
同じ円筒型のジェット排気口でもアメリカのF-35のように工夫した鋸状にギザギザした形状にもなっていませんので妥協した感がかなりあります。
もしかしたらプラズマクラウド(機体表面全体に低温プラズマを発生させ飛んで来た電波を吸収してしまい反射させない技術)によるステルス技術が実用化出来ればそれを導入して形状的にはいろいろ気を遣わなく済むという皮算用があったのではないかと連想させられてしまいます。
でも現実としてロシアでもプラズマクラウドは実用化出来ていません。
プラズマクラウドの技術はアメリカでも研究されていましたが現在の技術では実用化は難しく将来技術扱いとされ現行戦闘機には採用されませんでした。
・アメリカのATF計画で競争試作されたロッキード陣営のYF-22とボーイング陣営のYF-23の写真2枚。
・ロシアのPAK FAスホーイT-50ステルス戦闘機の試作機の資料。
を貼ります。