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この際もアメリカが強く出られた要因は持っている技術力でした。
どういうことかといえば単独で国産開発したい日本しかし、戦闘機に使えるようなジェットエンジンだけは自力で作ることが出来ない状態でありアメリカから輸入もしくはライセンス生産させてもらわないと成り立たない状態なのが現状でした。
アメリカから戦闘機用ジェットエンジンを輸入もしくはライセンス生産させてもらうためにはアメリカが要求する共同開発を受け入れるしか選択肢はありませんでした。
これが正に持てる国の最大の強味なのでした。
そして、共同開発という形を始めましたがアメリカは途中で国家機密だからという理由付けでF-16のソースコード(飛行特性データ)は渡せないと言い出し日本の国産支援戦闘機開発を頓挫させようとしました。
日本はそのアメリカの露骨な嫌がらせを乗り越え自力で開発を成功させ現在運用中のアメリカ製F-16にそっくりだけどほとんどの部分は日本で作り直された全くの別機であるF-2戦闘機となりました。
当時、空気取り入れ口までわざわざ作り直したことにアメリカは激怒していたという話(アメリカ人のプライドが傷付いたということなのか)もありますが共同開発ならば本来提供するべき飛行特性データを出し惜しみした結果の自業自得だと思います。
過去にも同様な事柄はありました。
とかくアメリカは高価で高性能な兵器を日本に売るもののそれに付属する重要な一部だけは売らないということをよくやる常習犯です。
その結果、要の部分がなくて困った日本は独自に自力開発するとアメリカ製の同様の物より高性能に出来上がってしまうという現象でした。
戦闘機用電子戦装置などが正にそれです。
・現在運用中のF-2戦闘機の写真2枚。
・F-16とF-2の比較資料。
を貼ります。