俺は子供の頃から人を笑わせる事が得意だった

多分 相手が笑うと自分が安心していたから
それを繰り返して来ただけだろうな

自分では哀しい時でも 人と一緒に居ると 相手を笑わせる

いつも冗談ばっかりで本音が見えない と言われた事もある

多分 自分の感情はどうでも良かった ずっと…
目の前に居る相手が笑っていれば それがすべて…

だから物を書く事を選んで 自分の感情を表現したかったんだろう

公の場に発表する媒体で もちろんストレートにぶつける事はできないけども ある程度は話に乗せて主張する事はできるから


ただ 怒りに関しては素直だったと思う
歳を重ねてかなり丸くはなったし 怒りの表現の仕方も随分変わった

怒りはエナジー 若さの特権
怒る時に怒れないと色々歪んで来る

怒る事は悪い事ではないと俺は思ってる
ただ 怒らないですむ事が理想ではあるけれど…


正しい事は人が居る数だけ存在する
それぞれが正しい
みんな正しい事をやっている
なのに争いは絶えない

すべては己の規範次第

争いの最中でも俺は相手を笑わせられる自信がある

相手が怒りたい時は気が済むまで怒らせてあげるけど…
最後は笑わせてあげる

それが俺の得意技
それが俺のパワー

猫だって笑わせられるんだニャー