• 3名無しさん
    2015/08/15(土) 15:47:49 ID:H.nFitRsO
    一般的に「零戦」と呼ばれるこの戦闘機は正式には零式艦上戦闘機と呼ばれ当時の日本海軍では西暦ではなく皇紀2600年にあたる年に正式採用された艦上戦闘機(航空母艦に搭載して使用する戦闘機)であるため2600年の末尾をとって零式艦上戦闘機と名付けられています。
    当時のアメリカ軍では零戦各型のほとんどをゼロもしくはジークというコードネームを名付けて呼び零戦三二型のみなぜかハンプと呼んでいました。
    欧米人が作る戦闘機を超える高性能戦闘機を日本人が作れるはずは絶対にないと信じて疑わなかった当時のアメリカ軍は太平洋戦争緒戦に太平洋地域の空から欧米製戦闘機を駆逐し尽くしてしまった零戦の存在に大変なショックを受けるとともに零戦に対し異常なまでの興味を示し飛行可能な零戦入手に血眼になりました。
    その後日本がアリューシャン攻撃を行った後にアリューシャン列島のアクタン島の湿地帯に不時着していた零戦二一型を発見しそれをオーストラリアはブリスベンにあるイーグルファーム空軍基地内ハンガー7に運び込み飛行可能な状態にまで修復し徹底的な調査をして当時アメリカ軍が使用していた戦闘機たちとの模擬空中戦を繰り返しその後の対零戦戦術に活かしていきました。
    零戦のライバルはアメリカ海軍のグラマンF6Fヘルキャット艦上戦闘機だと言われることが圧倒的に多いのですがアメリカ軍にとってグラマンF6Fヘルキャット艦上戦闘機は只の間に合わせ戦闘機にすぎず、零戦を徹底分析した成果を活かし設計した本当の対零戦用戦闘機として投入しようとしていた戦闘機はグラマンF8Fベアキャット艦上戦闘機でした。
    しかし幸か不幸かグラマンF8Fベアキャット艦上戦闘機はアメリカ海軍の航空母艦に搭載され日本への攻撃に向かっている最中に太平洋戦争は終戦となり零戦と戦うことは出来ませんでした。
    グラマンF8Fベアキャット艦上戦闘機は零戦のエンジンの二倍のパワーがあるエンジン(グラマンF6Fヘルキャットとほぼ同じ)と徹底的に軽量化された機体(徹底分析した零戦の良い部分を取り入れた機体)を組み合わせた戦闘機で本当の意味でのアンチ零戦用戦闘機でした。
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