-
-
やはり、エサが直接のきっかけなのか。
──白猫は室内に入り込んで、ローテーブルの下に隠れた。
そういえば、昨日は白を見なかったな、と思いながらしばらく様子を見ていたが、頃合いをみてガラス戸を開けると、白は野性のスピードで庭を横切って塀を越えていった。三毛もダッシュしたが、白にはわずかに追いつけなかった。
──野性を忘れていない。飼うなんてとんでもない。
▼
もらい物の「柚子イカ」はそのままではエグかったので、シイタケやモヤシと一緒にフライパンで炒め、結局は焼きそばの具にして食べた。
デラックス笑点を見ながら、焼きリンゴとコーヒーで締め、以後はボールペンを改造して楽しんだ。
万年筆テイストの高級感のあるボディを大量に入手したので、アパートから持ち出した普及型のボールペンから芯を移植して再生したのだ。今日の成果は6本。
本当に二千円位しそうなボールペンに生まれ変わったぞ。
▼
雨が降ってきた。
──────────
歩数計8762
室温22.2
ワッツ216
──────────
・
・
4:00に起きた。
5:00にバナナを食べてから、白と黒の猫にエサを出した。朝は三毛はいない。
▼
餃子を作って食べ、カレーを温めて食べた。
▼
ワインレッドの傘(拾った廃棄品を修理したもの)をさして、8:30に出た。
※好きな傘の色ベスト3は、グレー、ワインレッド、セルリアンブルーの順です。
▼▼▼▼▼
業務──
一分野だけが、多忙だった。
つまりヒマだったということだ。
ヘルプしてもらった仕事はなかった。当然だった。
▽
残業タイムは、出足がにぶかったのに、急に忙しくなっていた。
優秀なメンバーだから、心配はいらないのだが。
▼▼▼▼▼
17:35退社。
ワッツという100円ショップで事務用付箋(ふせん)とメラニンたわしを買った。
▼
アパートに寄り、室内にあるボールペンをかき集めた。
▼
アパートの最寄り電停からは、都心部を通るのにガラ空きなレア系統に乗れる。
(本当に、始点から終点まで私が唯一の乗客だったことさえある)
▼
19:15帰宅。アパートで時間を喰いすぎたようだ。
エサを出すと、
草むらに隠れた黒猫と三毛がうなり声を上げて、互いを威嚇し始めた。