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韓国の場合、韓国型ステルス戦闘機(KF-X)の計画としては機体規模もデザインも二転三転を繰り返しています。
当初は双発エンジンながら小型の戦闘機となっていてその後は計画変更されアメリカのF-35規模の単発戦闘機にすることを予定していました。
これはアメリカからF-35を購入する見返りにF-35に使われているステルス関連技術を戴こうという目論みが韓国にあったからでした。
しかしアメリカがF-35に使われているステルス関連技術の韓国への技術移転を拒否したためこの計画は早くも破綻してしまいました。
その後新たに計画し直したのが↑の画像の卓上模型です。
推力偏向ノズルも無しみたいだし外形はステルス機っぽい感じではありますがあまり凄さを感じない戦闘機です。
ちなみにたとえステルス戦闘機といえどもこれだけ多数の機外装備品をぶら下げたらステルス性能的には在来型戦闘機とあまり変わらなくなってしまいますがとかく大風呂敷を広げたがる韓国人らしい見せ方ですね。
北朝鮮の核開発、ミサイル開発、中国の海洋進出の活発化などなど朝鮮半島や南シナ海、東シナ海などの軍事的な不安定化にともない一時的な臨時のこととはいえ沖縄の在日アメリカ軍基地にF-22ラプターステルス戦闘機が12機配備されたことがありました。
もちろん北朝鮮や中国に対する軍事的牽制だったことはいうまでもありませんでした。
ステルス戦闘機と在来型戦闘機の圧倒的能力差を考えると北朝鮮や中国にとってはかなりの軍事的圧力になったことは間違いないでしょう。
この時期日本ではアメリカ軍のF-22ラプターステルス戦闘機が来日しているという絶好のチャンスを得て日本のベテランパイロットが操縦するF-15Jイーグル戦闘機との間で模擬空中戦が行われました。
日本側はF-22ラプターステルス戦闘機の位置を捉えようと索敵に努力しましたが一行に位置が掴めず短時間の内に見えない敵から複数の攻撃を受け惨敗してしまったそうです。
これがきっかけとなり現在のようにステルス機開発に本腰を入れざるを得なくなったといういきさつがあるようです。
このような現実をみると在来型戦闘機とその周辺にいくら大金を注ぎ込んでもステルス戦闘機で攻めて来られたらまったく歯が立たず無力になるということ。
ということはこれから先はステルス技術というものを避けて通ることは出来ない時代になるので必須の取り組みということになります。
ステルス技術の開発はお金の無駄遣いだと主張する人は自分の国の領土を外国に取られてもかまわないと主張しているのと同じということにもなります。
そんなことがあってはならないと多くの人々(内容を認識出来ている人々)が思うため世界各国ではステルス技術を持たねばならないという方向に動いています。
現在ステルス戦闘機を実戦配備出来ている国はアメリカだけ。
ステルス戦闘機実戦配備をそろそろし始めているのがロシア。
ヨーロッパ諸国は資金がなく在来型戦闘機に少改良を施しステルス性能を少しだけ付加してやりくりしている状況。
ステルス機の実機を独自に作り飛行させ開発中なのがそれぞれ中国と日本。
ステルス機開発の構想だけは何年も前から発表していて卓上模型は作ったものの実物は何も出来ていないのが韓国、ステルス機に必要な技術はアメリカから戴こうと目論んでいますがアメリカは首を縦には振らない模様、まあ当たり前の話といえば当たり前の話タダで最新技術をくれてやるそんな国があるはずがないです。
画像は
アメリカ空軍のF-15CイーグルとF-22ラプター。
航空自衛隊のF-15Jイーグル。
韓国が構想中のステルス戦闘機KAI KF-Xの卓上模型
です。