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柔らかく小さい私の手首
ロープならともかく多少伸び縮みして太すぎる
清掃用ホースでは
キツく結ぼうにもうまくいかない
というか、このお兄さんが下手なのもあるかも?
何度かリトライしてうまくいかず
ノロノロしている仲間にイラだったのか
ついに私を宙吊りにしてたリーダー格らしい人も
我慢の限界に到達したのか
「貸せよノロマ!!」
言って片手でホースを奪うと
私を宙吊りにしたまま器用にホースを
私の " 首 " に巻きつけてきた?! -
2回ほど巻きつけると私を降ろし
首の後ろでキツく結び目を何度か作る
最後に長く余っている方の繋がってるホースを
私を首吊りさせるように上に引っ張りあげ
「ゲフッ?!」
いきなり首を絞められ、また宙吊りにされ
締め付けられる首に巻かれたホースを両手で握り
私は苦しさに脚をバタつかせた
「これなら縛れなくても、逃げられやしないだろ」
すぐに降ろしてはくれたけど
まるで私の命に配慮のない拘束に恐怖は加速する
壁に強く押し付けられている私…
その涙をいっぱいたたえた瞳と
控えめながら手首につかまってくる様子に
(宙吊りにされて痛かった)
私が今だ逃げ道を探していると見透かして
「おい、なんか縛るものねぇ?」
美味しそうだった先程の獲物に
直前に逃げられた苦い失敗を繰り返すまいと
私を壁に押し付け睨みつけたたまま
恐ろしい事を仲間に指示する
「!!!」
壁にかかってた清掃用ホースで
宙吊りのまま手首を縛られ始める…
でも逆らえば本当に殺されるかもしれない…
何もできずされるがままに…
しかし思ったようにいかないのか
縛ろうとしている方は悪戦苦闘していた