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一方アメリカでは1980年代終盤から1990年代初めにかけてF-15S/MTD短距離離着陸及び機動テクノロジー研究機やF-15ACTIVE 統合航空機先進制御テクノロジー実験機やF-16VISTA(可変安定飛行の試験機)/MATV(多軸推力偏向の試験機)やF-18HARV高迎え角研究機と米ロックウェル社/独MBB(メッサーシュミット・ウント・ベルコウ・ブローム)社共同開発によるX-31Vector高機動性研究機などなどたくさんの実験機が制作され研究がなされていました。そのためアメリカの関係者はソ連やロシアが研究開発し満を持して世界中の航空ショーで自慢の高機動飛行を披露してまわっていた演技を見てもまったく驚いてもいなかっただろうと考えられます。
そこには同じような分野で自分たちも十二分過ぎるほど研究開発を行って来たという自信が裏打ちされていたのだろうと考えられます。
それらはそのままあるいは改良を加えながら現在のアメリカのステルス機にも継承されています。
今現在のところはステルス機については世界中でいってもアメリカの一人勝ち状態が続いているのは否定出来ない事実です。


・二次元式推力偏向ノズルを付けたF-15S/MTD短距離離着陸及び機動テクノロジー研究機の写真。


・三次元式推力偏向ノズルを付けたF-15ACTIVE 統合航空機先進制御テクノロジー実験機の写真。


・F-16VISTA(可変安定飛行の試験機)/三次元式推力偏向ノズルを付けたF-16MATV(多軸推力偏向の試験機)の写真。


を貼ります。

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