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どちらを向いても壁しかなくて
唯一でられる扉には乱暴なお兄さん達が殺到している
「こんな所で何してたの?」
「お兄さん達がブリブリひり出す音聞いて興奮してたの?」
「可愛い顔して痴女さんなんだねw
そんなに見たいなら見せてあげるよw」
「こっちにおいでwお兄さん達は優しいよw」

縄張りに入り込んできた愚かな獲物に
今からおこる悲劇は自業自得と言いながら
鋭く研いだ爪を伸ばす
「こんな所に一人で入ってきたら
何がおきるかわかってたんじゃないの?」
「恥ずかしがらなくても望んでた事一杯してあげるよ」

そんなつもりで入ったんじゃない!と
心の中で反論しながら
実際、ここに入ったのは不純な理由。
結局はそーゆー人達と私も同じなのだと
愚かな自分を見抜かれ辱められて

「つ か ま え た w」
ついに爪が届いた、それを
さらに牙が届く範囲に引っ張り出そうと
グイグイ力任せに引き寄せる

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