ステルス機
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補足の写真です。
イギリス軍は手も足も出せなかったドイツ軍のユンカースJu-86R高高度偵察機
アメリカのロッキードU-2 Dragon Lady 高高度偵察機(航空自衛隊でも採用されていたロッキードF-104スターファイターをベースに開発された高高度偵察です。)
です。 -
ロッキードSR-71ブラックバード戦略偵察機と民間プロペラ機の離陸シーンを比較した動画です。
離陸シーンを比較したかった動画なのでしょうがそれよりも注目して欲しいのはロッキードSR-71ブラックバード戦略偵察機が離陸する際に終始液体を垂らしているところです。
これが飛行している時以外は燃料じゃじゃ漏れという話の事実なのです。
このことはネットや書籍でもあまり説明がなく沖縄の在日アメリカ軍のオープンハウスにロッキードSR-71ブラックバード戦略偵察機を見に行ったことがあるという元自衛官の人に尋ねたところその通りですといわれやはり私の推測は当たっていました。
ロッキードSR-71ブラックバード戦略偵察機は燃料が漏れ切ってしまわないうちに急いで離陸し上空へ上がり燃料が残っている間に空中給油機から空中給油を受けないと運用出来ない世界最速機だったのでした。
だからロッキードSR-71ブラックバード戦略偵察機が進出している基地には必ずKC-135ストラトタンカーなどの空中給油機も同時に進出していたのだと思います。 -
西方人
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1976年に起きた亡命のためのMiG-25 Foxbat函館強行着陸事件によりソ連がこのMiG-25 Foxbatを破壊しようと画策しているとの情報がアメリカ軍からもたらされ日本では自衛隊がソ連軍の進攻を阻止すべく実際に迎撃体勢をとっていたことが後に関係者から明かされました。
日本人全体は平和ボケしていますが関係者たちは日本の存亡を賭けてソ連軍とやり合うつもりで防衛に就いていました。
実際には何も起こらず機体を返還して平和的に解決出来ましたが舞台裏では様々な駆け引きがあったものと思われます。
しかしながらこの事件は当時の日本の防衛体勢がいかに穴だらけだったかを思い知らせるものでした。
MiG-25 Foxbatは当時ステルス性能など備えていなかったためパイロットは敵のレーダーにいかにして映らないようにして敵地へ着陸するかを考え戦闘機の扱い方でステルス能力を発揮させました。
どういうことかといえば低空を飛行し海面や地形を巧みに利用して海面や地形の影に隠れレーダー波を浴びないようにして極力レーダー波を反射させず飛来したということでした。
地上設置型レーダーの弱い部分を突いた方法でした。それでも自衛隊はF-4EJファントムⅡをスクランブルさせていたので上空からなら敵機を発見出来るはずでしたがF-4EJファントムⅡの機上レーダーはルックダウン/シュートダウン能力(低空飛行している敵機を上空から発見し攻撃出来る能力)がなく発見しても直ぐに見失ってしまい結局函館への強行着陸を許してしまいました。
・アフターバーナーを点火しながら旋回中のMiG-25 Foxbat
・MiG-25 Foxbatに対しスクランブルを行った自衛隊のF-4EJファントムⅡ
・MiG-25 Foxbat函館強行着陸の時系列地図資料
を貼ります。 -
このMiG-25 Foxbat函館強行着陸事件は世界に衝撃を与え特に当事国であった日本にとっては当時の日本の防衛体勢の貧弱さを思い知らされるという一大大事件でした。
これがきっかけとなり現在ではあって当たり前の装備と能力である空中早期警戒管制機の導入と防空戦闘機へのルックダウン/シュートダウン能力の付与が行われ現在に至っています。
・航空自衛隊がアメリカから13機導入した本来は空母での艦上運用機であるグラマンE-2Cホークアイ空中早期警戒管制機
の写真を貼ります。 -
ちなみに現在の我が国周辺海空域の警戒監視については全国各地の地上設置型レーダーサイトとE-2C空中早期警戒管制機と更に大型のE-767空中早期警戒管制機とP-3C対潜哨戒機によって行われ平和ボケしている大多数の日本国民もすべて守られているのが現状です。さすがに現在では自衛隊なんて要らないなどと現実の国際情勢を無視した自分勝手をいう人間は減りましたがそういう愚か者も含め外国からの脅威から守ってもらっているのが現実なのです。
・我が国周辺海空域の警戒監視イメージ
を貼ります。 -
日本の周辺各国が軒並みステルス機を持とうとしている現在ステルス機をも発見出来るレーダーを持つことは必須の課題です。
我が国が現在開発中の通称マイモレーダーというレーダーはバイスタティックレーダーの一種で第五世代ステルス機であるアメリカ軍のF-22ラプター戦闘機をも探知出来るようになることを目指しています。
そういう開発を行うためには探知実験に使う標的として高性能なステルス機が必要不可欠となります。
高性能なステルス機はどこの国も売ってはくれないので探知実験に使用するためには必然的に自前で開発して持つしか道はないのです。
現在日本が開発中の先進技術実証試験機X-2の大きな目的の一つは正にこれなのです。
マイモレーダー開発に最大限寄与すること。
マイモレーダー実用化の暁には諸外国のステルス機も脅威度がかなり軽減されるがもしも実用化出来なかった場合日本は諸外国に侵略され放題になります。
これはどう足掻いても避けられません。
現在世界各国が持つもしくは持とうとしているステルス機への要求能力は国によって微妙に異なります。
世界でも一番進んでいるアメリカのF-22ラプターの場合は高性能レーダーは搭載しているもののマイモレーダーやIRST(赤外線捜索追尾システム)は搭載していません。
実質的には現在ステルス戦闘機を実戦配備出来ている国はアメリカだけだから無くても大丈夫だ勝てるという自信の表れだと思います。
ロシアが実戦配備に向けて開発中のスホーイT-50はアメリカのF-22ラプターほどのステルス性能は無いといわれていますが日本が開発中のマイモレーダーのような使い方をするのでしょう機首のレーダー以外に複数のレーダーを機体各部に備えていて第五世代ステルス戦闘機を探知出来る能力を目指しているようです。
近距離戦闘に備えIRSTも搭載しています。
ステルス機開発を含む軍備拡張に世界一熱心な中国の場合は宣伝活動は盛んですが高機動性を支えるエンジン技術やステルス技術や電子機器技術については不透明な部分が多く実際のところは只今先進国の技術パクリに奔走中といった感じです。
計画や構想だけはたくさん大風呂敷を広げまくっている韓国の場合は元々先進技術なんて自前では何も持っていないためステルス技術やエンジン技術や電子機器技術はもとより実機の実現自体が無理な様子です。
口で言っているだけというような状態で言うだけなら只ですからね。
・地上設置型マイモレーダーについての説明資料。
・アメリカ軍のF-22ラプター量産型機(初号機は1990年に初飛行)の写真。
・ロシア軍のスホーイT-50生産型機(初号機は2010年に初飛行)の写真。
を貼ります。
マイモレーダーとはマルチプルインプット&マルチプルアウトプット・レーダーの略でレーダー発信機から微妙に角度を変えた電波を複数発信し返って来る電波を複数の受信用アンテナで受信して解析し敵の位置を探知する新型レーダーのことです。
日本のステルス機はこのマイモレーダーの機上搭載型の実用化を目標にステルス機でも探知出来るような複眼的な虫の眼レーダーの実用化を目指しています。
実用化出来れば常時全周警戒可能な戦闘機になります。
日本の場合はもうすでに何年もマイモレーダーの研究を行っていますしIRSTについてもしかりです。
アメリカも日本のこの技術に触手を伸ばして来る可能性ありです。 -
ステルス機開発で現在世界一先行しているアメリカの場合1980年代初めにATF(先進戦術戦闘機)計画を開始たくさん存在していたアメリカの航空機メーカーがロッキード陣営とボーイング陣営の二手に分かれ競争試作を開始どちらの陣営の試作機も最初の試作機が初飛行したのが1990年でした。
最終的に採用が決定されたF-22ラプターも初号機初飛行のその翌年末に起きたソ連崩壊により強力なライバルを失いステルス戦闘機をすぐに実戦配備出来る国は世界中でみてもアメリカ合衆国だけとなった結果アメリカ議会では手強い敵も居ないのに一機あたり250億円前後もするそんな高価な戦闘機を大量に揃えて一体誰と戦うのかと批難を浴び税金の無駄遣いだとバッシングされ軍事予算削減の煽りをもろに受けF-22Aラプターは計画当初の量産機数750機から→648機→422機→339→187機と激減に次ぐ激減、試作機YF-22の8機を合わせても合計195機と縮小に次ぐ縮小という結果となりました。
予定されていた複座型F-22Bの生産も中止となりました。
・F-22Aラプターの編隊の写真。
・予算大幅削減の煽りをくって開発中止となった複座型のF-22Bの完成予想写真。
を貼ります。 -
アメリカのステルス戦闘機F-22Aラプター量産型最終号機 4195号機のステルス塗装前の初飛行の際の写真を二枚貼ります。(2012/3/16)
現在までのところアメリカ軍で使用する機体以外は生産されておらず友好国であっても外国には一切輸出していないため高い値段は下がらないです。
機密の塊ということですから。 -
第四世代戦闘機を代表するF-15イーグルは高性能ながら当時としては高価な戦闘機で当初この高価なF-15イーグルを買ってくれる国買う資金力がある国は世界でも少なく日本やイスラエルやサウジアラビアくらいしか居ませんでした。
後年になって小金を儲けた韓国が改良版のF-15Kスラムイーグルを買いましたがその他の国々にとっては高価過ぎる戦闘機でした。
これは裏返せば日本やイスラエルやサウジアラビアや韓国はアメリカにとって高価な戦闘機を気前良く買ってくれるいい鴨いいお客さんだということを物語っています。
時代はステルスとなり第五世代戦闘機の時代に入った今ではそんないいお客さんにであっても機密を保持するためには禁輸措置をとるというのが今のアメリカの厳しい態度だということです。
日本はアメリカにF-22ラプターの輸出をして欲しいと打診したものの機密保持を理由にあっさり断られました。
そうなるとそれじゃ仕方ない自分で作るけどいい?
という流れになるのは当然の流れ。
その一環としてこれまで小分けにして細々と研究開発していたステルス戦闘機に必要な周辺技術に関わる技術開発を加速せざるを得なくなったのが正に今の日本の現状。
その技術が実際に使える技術なのかを実証するための実証試験機がX-2です。
X-2が目指すものはアメリカのF-22ラプターなどの第五世代戦闘機を圧倒する性能を持つカウンターステルス技術です。
だから現状では電子的には探知されないはずのF-22ラプターを簡単に探知してF-22ラプターよりも素早く攻撃を仕掛けられる技術の達成を目指しています。
・航空自衛隊がアメリカから導入して現在主力戦闘機としているF-15Jイーグル(ハイレートクライムに入るところ)の写真。
・X-2の写真二枚。
を貼ります。
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双発エンジンに双垂直尾翼という姿であるため比較する対象物がない単機状態では一見大柄な機体であるかのように見えますが世界各国が開発しているステルス機の大きさに比べれば1番小柄な小さい機体となります。
F-16戦闘機かF-2戦闘機程度とかなり小型の機体です。
何時になるんだ?何時になるんだ?と多方面でささやかれていた日本製ステルス機の実機の初飛行はいよいよ来月2月の中旬になる予定です。