【拷問】自縛・リョナ・BDSM【ss保管庫】
私も体がガタガタ震えて怖すぎて動けない。
幸い今の声で気づかれてはいないみたいだけど
もし見つかったら
この乱暴なお兄さん達に何をされるかと思うと
見つからない事を祈る事しかできなかった
とにかくスマホを隣の個室から取り戻さないと
マナーモードにしていると言えど
着信して振動音でもしてしまえば一発アウト
着信しなかったとしても
スマホを見つけられたら隠れたままなのは
絶対に不可能!なんとかしないと!!
焦る私を無視して扉の外では
今だに親父狩りを続ける人達の喧騒がやまない。
これだけ騒がしいなら
少し程度の音なら気付かれないかも…
震える身体を必死で抑えながら
清掃具の束から一本だけ
他の道具にあたって音をたてないように
慎重に持ち手が細いホウキを取り出す
壁に当たらないように
ゆっくり足元の内壁間の隙間に差し込んで
隣の個室に滑らせてしまったスマホを
手元に引き寄せられないか探ってみた
シナリオA 悪夢
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「ぶぅぅーん…」
私の動きが一瞬で凍りつく
「ぶぅぅーん…」
聞き間違いじゃない、スマホが振動していた。
しかも振動は一度で止まらず連続する
「ぶぅぅーん…」
扉の外がどれだけ騒がしくても
硬い床の上を直接振動して跳ねる
スマホの音は強く空気を震わせて
悪夢を見ているような背筋がゾワッとする感覚。
(お願いやめて!気付かれる!)
「ぶぅぅーん…」
どれだけ祈っても手を離れ操作できない
私のスマホは
持ち主の意思を無視して振動し続け
まるで母親にかまってもらえず
駄々をこね床を転げまわる拗ねた子供の様に
床を叩き続けた
「ん?なんか音しねぇ?」
気づかないで欲しいと祈る私の願いも虚しく
乱暴そうな男達の一人が気付き
「あぁ???中に誰かいるんかい?」
他の人達も気付き始めた
体を小さくして頭を抱え
(もうダメ!もうダメ!助けて!お父さんお母さん!)
涙を流して男達に見つかった後の未来に絶望し
恐怖する
「うわぁーーーっやめてくれーーーっ」
いきなり脅されていた気弱なおじさんが
ここぞとばかりに大きく吠えて
スマホの音に気を取られ隙だらけだった
怖いお兄さん達の包囲に体当りして
なんとか外に出ると一目散に逃げていく
「あ!くそ逃げられた!」
せっかく追い詰めて
あと少しで目的も達成できた獲物を
喉首噛み切る直前に逃がしてしまった獣達は
その八つ当たりを今だ音のする方向に向ける
「ドガンッ」
「んだゴラ、邪魔しやがって!!」
イライラを伝えるように力任せに開けられた扉。
だがその奥には
期待した八つ当たりする為の相手が誰もいなくて
リーダー格らしい男はキョトーンとしてしまう。
「あ、あそこ!床にスマホがありますぜ!」
「なんでホウキが床に生えてんだ???」
不自然に隣の個室から伸びるホウキは
明らかに目立って私の居場所を男達に伝え
出鼻をくじかれた男達は
今度はゆっくりと慎重に扉を開ける
ゆっくり、ゆっくり開かれていく扉を
まるで映画でも見ているような他人事のように
現実感のない視点で見ながら
開かれた扉には誰もいない
怖い人達が私に近づく筈がないと
現実逃避し続けた
でもいくら都合よく現実逃避し続けたとしても
神様は残酷で、変えようのない事実に対しては
奇跡をなしてくれない
「なんでガキが、こんな所に???」
見つけた予想外の邪魔者の正体に
呆気にとられる男達
恐怖にふるえる視線を向け
小さく縮こまり動けずにいる小動物を前に
どーしたものかと4匹のオオカミは
獲物の小ささに顔を見合わせる
たとえ獲物が小さくとも獲物は獲物だ。
ずる賢いオオカミ達が
ただこのまま開放する事はなかった
早速、値踏みと分け前分配に
ヨダレを垂らしながら
捕らえた小動物をツンツン、クンクンと
軽くいたぶりつつ
己がどこに噛み付くか
最も美味しそうなトコロを仲間より先に
かすめ獲ろうと
無駄なあがきをしようとしている小動物に
こっちにおいでと甘い声をかける
「どーしたの?入り口間違えた?ここ男子便所だよ?」
「可愛いねぇ。どこの学校?」
「そんな奥に縮こまってないでこっちに来なよ」
「女子便所混んでて借りに来たの?
使い方がわからないなら
お兄さん達が優しくエスコートするよw」
出来るだけ逃げようと八方塞がりの穴の中に
それでも潜ろうとするソレに爪を伸ばし
引っ張り出そうとオオカミ達は狭い入り口に殺到した
どちらを向いても壁しかなくて
唯一でられる扉には乱暴なお兄さん達が殺到している
「こんな所で何してたの?」
「お兄さん達がブリブリひり出す音聞いて興奮してたの?」
「可愛い顔して痴女さんなんだねw
そんなに見たいなら見せてあげるよw」
「こっちにおいでwお兄さん達は優しいよw」
縄張りに入り込んできた愚かな獲物に
今からおこる悲劇は自業自得と言いながら
鋭く研いだ爪を伸ばす
「こんな所に一人で入ってきたら
何がおきるかわかってたんじゃないの?」
「恥ずかしがらなくても望んでた事一杯してあげるよ」
そんなつもりで入ったんじゃない!と
心の中で反論しながら
実際、ここに入ったのは不純な理由。
結局はそーゆー人達と私も同じなのだと
愚かな自分を見抜かれ辱められて
「つ か ま え た w」
ついに爪が届いた、それを
さらに牙が届く範囲に引っ張り出そうと
グイグイ力任せに引き寄せる
「いっ…!」
強く抵抗し
断末魔の悲鳴を響かせようと口を大きく開いた時
「ドガンッッ!」
直後、口を押さえつけられ
足が浮き上がるほど後ろの壁に高く持ち上げられて
私は軽々、壁に叩きつけられた!
「叫んだら…、お兄さん達が
どれだけ興奮するかわかってるよね?」
「可愛い顔が二度と鏡見れないくらい
醜く歪んじゃうよー?」
ふるえが止まらず、声も出せなくなった
逆らえば何をされるかわからない
口を押さえつけられ、足が完全に浮き上がった状態で
壁に強く押し付けられている私…
その涙をいっぱいたたえた瞳と
控えめながら手首につかまってくる様子に
(宙吊りにされて痛かった)
私が今だ逃げ道を探していると見透かして
「おい、なんか縛るものねぇ?」
美味しそうだった先程の獲物に
直前に逃げられた苦い失敗を繰り返すまいと
私を壁に押し付け睨みつけたたまま
恐ろしい事を仲間に指示する
「!!!」
壁にかかってた清掃用ホースで
宙吊りのまま手首を縛られ始める…
でも逆らえば本当に殺されるかもしれない…
何もできずされるがままに…
しかし思ったようにいかないのか
縛ろうとしている方は悪戦苦闘していた


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ジャンルは緊縛、拷問、SM、自縛、過激系
死んじゃうのはあまり好きじゃないが場合により
仕方ない